タコ焼き渋滞、国道沿いに謎の湯気前線 大阪の朝をアツアツに
大阪市内の国道沿いで今朝、通勤ラッシュと同時に「タコ焼き渋滞」が発生した。路肩に突如現れた移動屋台が、謎の高性能鉄板で秒速20個の焼成を開始したところ、香りにつられた歩行者とドライバーの視線が一点集中。「信号見ずにタコ見たらアカン」と警察もやんわり指導に乗り出した。
屋台の店主は「新作の“瞬間カリふわ式”や。外カリ中トロ、説明は3秒、実食は一口や」と胸を張る。問題はその湯気が風向きで交差点を白く覆い、信号機が湯気越しに“青っぽい緑”に見えたこと。市交通局は「湯気の信号判定は未対応。来年度までに湯気用信用信号を検討」と意味不明な発表をした。
一方、近くの商店街は機を見るや早速「タコ渋祭」を開催。列に並ぶ人へ無料の爪楊枝を配布し、行列の機動力を上げる策に出た。「一口ずつやから進むの早いで」と自信満々だが、列の終わりは大阪城方面へ伸び、観光客が「これが天下の台所の回転率か」と誤解。
午後には市議会が緊急審議。「タコ焼きは主食か軽食か」の定義で紛糾したものの、最終的に「気分次第」で全会一致。夕方、屋台は“粉もん注意報”解除と同時に撤収したが、路面には謎の丸い影だけが残り、通行人は口をそろえて言った。「これ、明日も出るで」。
