ツッコミ専用レーン、梅田で導入へ 「歩きながらボケる人は左へ」

 

大阪市はきょう、梅田の地下街に「ツッコミ専用レーン」を試験導入すると発表した。エスカレーターの片側立ち問題よりも深刻とされる「歩行中のボケ渋滞」解消が狙いで、担当課は「大阪はボケとツッコミの交通分離が遅れていた」と胸を張る。

レーンは青い矢印と白文字で「ツッコミはココやで」と明記。通行者は右側で即時ツッコミ、左側で自由ボケ、中央は様子見に割り当てられる。試験運用初日、迷い込んだ観光客が「これはどっち?」と尋ねると、近くの買い物客がすかさず「それ訊くのがもうボケや!」と制度が機能している姿が確認できた。

同時に、横断歩道には新型の押しボタンも登場。従来の「おしてください」に加え「なんでやねん」と声を発すると信号が一拍早く変わる仕組みだ。市は「実際には変わらんけど、言うたらスッとする」と心理的効果を強調している。

一方、天王寺では「静かにボケたい」派が集まり、無言ツッコミの導入を求める署名も。市は両者の調整のため「沈黙のツッコミ講座」を開催予定。講師は無言でうなずくだけだが、なぜか理解が深まると評判だ。

最終的な本格導入は、来月の「府民総ツッコミ力測定」で平均反応時間が0.5秒を切れば決定する見込み。担当者は「目指せ世界最速。口は災いの元やなく、交通の要や」と語り、報道陣から一斉に「うまいこと言うな!」とツッコまれていた。