世界標準スヌーズ条約、採択寸前で寝落ち 各国代表「これは歴史的に眠い」

世界の時事をゆるく見守る国際ゆる協議会は、会議中の居眠りを合法化する「世界標準スヌーズ条約」を採択しようとして、代表全員が同時に寝落ちしたと発表した。議長は「満場一致のいびきで可決と見なす」と語ったが、その直後また眠ったため、議事録には「Z」の羅列だけが残った。

条約案は、緊張する地政学的会合でも、争う前に5分のスヌーズを義務化。「まずは深呼吸、ついでに仮眠」を基本原則とし、違反国には枕の輸出入制限が課される。枕大国トマト連邦は「経済効果はふわふわ」と前向きだ。

一方、ナゾビスタン代表は「わが国は既に昼寝GDPが高い。むしろ国際基準に合わせるにはもっと寝ないと」と主張。市場はこの発言に反応し、昼寝関連株が瞬間的に値動きしたが、投資家も昼食後に同調して寝たため、終値は不明だ。

AIによる時差ぼけ補正案も審議されたが、AIが自らスリープモードに移行。「人間に合わせるのが一番」と機械が悟る前代未聞の事態に。

最終的な採択は、全員が目覚め次第行われる予定。ただし会場の照明は落とされ、子守歌が小音量で流れており、報道各社は「歴史的瞬間は数時間後か、明日か、来世」と見ている。