会議中に頷くメガネ「ネムネムグラス Pro Max」、ついに人間の限界を超える
株式会社まぶたテックは、本日「ネムネムグラス Pro Max」を発表した。眠気センサーと頷きエンジンを内蔵し、ユーザーが意識の端で旅行中でも会議では賢そうに見えるという。瞬きのリズムをAIが学習し、重要語句(「方針」「コスト」「いいね」)の出現時にだけ深めの頷きを再生。逆に「決裁」「宿題」ではレンズが曇って一時的に通信断を装う。
「目の下のクマをARで消すビューティーモード、鋭い視線を投影する“できる人フィルター”も標準搭載です」と同社CEO。さらに雑談時には自動で「へぇ」を3段階で吐き出す。社内テストでは“へぇレベル2”が最も安全と判明したが、開発者の一人は「レベル3は人間関係を壊すぞ」と警告している。
Zoom連携では、カメラ外のインスタント麺検出時に画面内だけ真顔を維持。猫がキーボードを踏むと自動で「かわいいですね」とチャットに投稿し、会議の空気を和ませる。
価格は32,780円。月額うなずき放題サブスクは980円、無料版は1日20うなずきまで。初期ロットの一部で「上司耐性モード」が義父にも誤作動し、年末の挨拶が過剰に丁寧になったとの報告があるが、同社は「家庭内の生産性も向上した」と前向きだ。発売は来週、寝不足の日本にやっと春が来る。
