信号待ちの退屈終了へ?大阪市、横断歩道に「ツッコミボタン」試験導入

 

大阪市はきょう、梅田となんばの主要交差点に、押すとスピーカーからツッコミが鳴る「ツッコミボタン」を試験導入したと発表した。信号待ちの間にボタンを押すと、「なんでやねん!」「今ちゃうやろ!」などの合いの手が流れ、歩行者の退屈解消と、ついでに会話のリズム向上を狙うという。

市によると、音声は地元商店街のベテランおばちゃんに協力を依頼し、曜日ごとに声が変わる仕様。月曜は控えめツッコミ、金曜は揚げ足が軽やかになる“花金モード”を採用した。通天閣も連動し、ツッコミ時に一瞬だけ赤く点滅。「オチが弱い日は薄ピンクに」と担当者は謎の基準を明かす。

初日、堺筋本町ではサラリーマンが押しすぎて合唱状態になり、「ツッコミ渋滞」が発生。天王寺ではカップルがボタンに先に気づいた方がツッコミ役、もう一方がボケ役になる“天王寺方式”が自然発生し、目撃したおばちゃんが「仲ええやん」と仲裁する事案も確認された。

一方、「ツッコミが鋭すぎて心に刺さる」との声もあり、市は「優しめ関西弁」「関東フレンドリー」の切替機能を追加予定。最終的に、静かな朝に配慮した「ささやきツッコミ」も検討している。

導入後、信号無視は減少し、会話の発生率は激増。市長は会見で「安全と笑いの両立や」と胸を張ったが、記者から「オチは?」と問われ、ボタンをそっと押した。スピーカーは言った。「それは自分で考えなはれ」