各国代表、会議を延長しすぎて時差を統一 世界標準ねむけ時刻を採択

 

世界各地の代表が集まる超重要会議で、討議の長期化により全員が一斉に舟をこいだ結果、「世界標準ねむけ時刻(UTC=Universal Tabetai Curryじゃなかった、Tameiki and Coffee)」が採択された。記者団が眠気の根拠を尋ねると、議長は「あくびの連鎖は国境を越える」と名言風に述べ、拍手は起きたが出席者は起きなかった。

提案国のひとつは「サマータイムよりサマーブランケットが実用的」と主張。某大陸代表は、全会一致を確認するため静寂投票を実施し、最も大きく寝息を立てた国に発言権を与える新ルールを押し通した。これにより、最弱のマイクを持つ島国が思わぬ注目を浴び、緊張から爆睡して最多得票を獲得した。

経済面では、昼寝枕指数が急騰し、空気を入れても入れなくても使える「シュレディンガー枕」が新興市場を席巻。テック各社は「会議中にしか使えない通知オフ」を発表したが、利用者は「それ一日中でいい」と反論した。

結論として、会議は翌朝に再開される予定だが、全会一致で朝は嫌いだと確認されたため、再延期が濃厚である。各国はとりあえず同時にあくびをし、国際協調の第一歩を踏み外した。