各国首脳、ミュート解除できず歴史的合意へ?世界リモート会議サミット閉幕
世界のリーダーが集った「第0.5回リモート会議サミット」は、参加者の約8割が発言時にミュートのままだったため、「とりあえずうなずく」という史上初の合意文書を採択した。議長国は「静寂は合意の母」と胸を張り、各国は拍手のジェスチャー機能で賛同を示したが、音はどこからも出なかった。
冒頭、通訳AIが突如関西弁で稼働し、「それ、ちゃうねん」を各国語に直訳。議題は一気に「ニュアンスって何?」にシフトした。さらに、ある首相の背後から猫が登壇、キーボードを歩いて偶然「全員に送信」を押し、世界に向けて「昼食は餃子」との外交上極めて芳香なメッセージが放たれた。
回線不調で動画が1.25倍速になった国は「改革はスピードだ」と主張し、フリーズした代表は「安定こそ信頼」と逆に評価を上げる。最終的に、会議は「次回は対面で…たぶん」を宣言して閉幕。ただし日程は全員のカレンダーで謎の終日予定「未定」に上書きされたままだという。
