大阪メトロに「たこ焼き急行」爆誕、車内ソースの香りで目的地忘れる人続出
大阪市内を走る大阪メトロに、朝夕だけ運行される新種の列車「たこ焼き急行」が登場した。停車駅は難波と梅田と、気分次第で新今宮。車内では鉄板が鳴り、アナウンスと同時にひっくり返るタコが時刻表より正確らしい。乗客は「朝からソースの香りで仕事を忘れそう」と笑い、運転士は「熱々は安全第一」と謎の標語を掲げた。
タネは停車中に補充、青のりは混雑緩和のため一人ひとふり。紅しょうがは優先座席付近で静かに赤く主張する。混雑時の車内放送には「押さない、焦らない、マヨネーズで滑らない」を採用。試乗したおばちゃんは「せやけどハフハフしてたら通過駅わからん」と苦情のような称賛を寄せた。
沿線の商店街は連動企画として「乗り越し割」を導入。降りそびれて通り過ぎた人ほど安くなる仕組みで、うっかりが経済を回す大阪式だ。なお、ソースは二度づけ厳禁だが、時刻改正は何度でも可とのこと。次は天下茶屋、のはずが気付けば通天閣前。香りにつられて今日も街は、ええ感じに迷子である。
