寝坊特化スマートウォッチ「Zzz-Force」、起こさないことに成功

テクノロジー企業のまくらテックは、本日“起こさないこと”に全力投球したスマートウォッチ「Zzz-Force」を発表した。従来製品が「起きろ」を叫ぶ一方、本機はユーザーの睡眠を守る側。アラームは鳴るが、ユーザーが「まだいける」と思った瞬間、AIが察して自動で5分延長。延長回数は無制限、罪悪感もサイレントモードだ。

会議スケジュールとの連携も強力で、上司の名前を検知するとアラーム音が「体調不良のため…」に変化し、自動で遅刻メールを送信。本文には睡眠の質グラフが添付され、説得力だけは高い。通勤時間にはARで満員電車の窓から見える幻想的な朝焼けを投影。現実の混雑は変わらないが、気持ちだけは逃避できる。

歩数計は夢の中の移動もカウントし、昨夜の火星旅行で1万歩達成。バッテリーは「寝相充電」に対応し、寝返りのキレで最大2日分チャージされるという。ただし初回アップデートでまれに「逆に早起きしてしまう」不具合が報告され、メーカーは「仕様です」とコメントした。

価格は本体3万円、スヌーズ延長サブスクが月額300円。梱包は低反発の枕一体型で、保証書は昼寝券としても使用可能。発売日は明日…と言いたいところだが、開発チームが寝過ごしたため、来週に延期になった。起床革命は、今しばらくお待ちいただきたい。