政府「とりあえず検討中」統一へ、全国に“検討庁”新設へ

 

政府はきょう、あらゆる分野の「とりあえず検討中」を一元管理する新組織「検討庁」の創設を発表……するかどうかを検討に入った。発足前から庁舎の場所、庁のロゴ、ゆるキャラの帽子の角度までが検討対象となり、担当者は「検討の幅が広すぎて検討疲れ」と語ったが、発言は「個人の見解として検討中」に訂正された。

検討庁は、電車の遅延理由「強風」「弱風」「知らん風」表記の統一、ポイント還元の小数点以下の丸め方、マイナンバー通知の封筒色味まで横断的に検討。さらに、猛暑で溶けるアスファルト対策として「溶ける前提のサンダル支給案」も検討中だが、「溶けないほうを検討してほしい」との意見が殺到し、意見の受け止め方を検討する会合が開かれた。

一方、地方では「検討が遅いので、もう勝手にやります課」が自発的に発足。住民は「早い、安い、だいたい合ってる」と支持する一方、県は「だいたいの部分を精査したい」として合同検討会を提案した。

記者が「いつ決まりますか」と質問すると、広報は「本日中に方向性の方向性について一定の方向を」と明言。会見後、その表現のわかりやすさについて、緊急で検討が始まったという。