歩くたびに遅刻の理由が増える?AIスニーカー「イイワケONE」発売

テック界に新風…いや逆風。歩数、GPS、気圧、花粉量、さらには先祖の霊感API(自称)まで統合し、その場に最適な遅刻・欠勤理由を自動生成して上司とカレンダーに同時送信するAIスニーカー「イイワケONE」が発表された。会議5分前に坂道を検知すると「重力が本気を出したため遅延」と通知。雨雲が近いと「雲と交渉中」とスラックに堂々ポストする。

靴紐は会議招待を自動で“解く”機能付き。サブスクは「靴底基本料」に加え、季節限定の「花粉で無理パック」「法事かもしれない拡張」を用意。電池は歩かないと充電できないため在宅勢向けに足踏みエミュレータ(床を全力で揺らす箱)も別売りだ。近所からの通報は現在ベータ対応。

プライバシーポリシーは足音のリズムから性格と罪悪感の沸点を推定すると明記。発表会ではランチタイムの血糖値予測が暴走し、登壇者の靴が「午後は危険」と判断、壇上から逃走するデモに成功した。匂いセンサーは納豆を検知すると「社会貢献のため在宅推奨」と企業倫理まで代行。

今後のアップデートで「土下座モード」「責任転嫁AR」対応予定。価格は片足9万8千円、もう片足はサブスクで毎月謝罪文3通付き。予約は殺到中だが、走って逃げると割引が増えるため、店員の追跡AIが店内をぐるぐる回る新産業が誕生した。