気象庁「秋、見失いました」会見 誤って“夏・延長”ボタンを再連打か

 

気象庁はきょうの会見で、「秋の導入を予定していたが、担当が“夏・延長”ボタンを連打してしまい、季節が更新されない不具合が発生した」と説明した。会見場では職員がうちわを配布し、「これが臨時の紅葉です」と赤いうちわを掲げながら深々と謝罪。報道陣からは「紅葉より厚手の雲をください」と要望が飛んだ。

さらに政府は、暑さで外出できない国民を支援するため「秋ポイント」を創設。朝夕に秋っぽい深呼吸をすると1ポイント、長袖に袖を通すふりで2ポイント、サンマの写真を眺めるだけで3ポイントが付与される。貯まったポイントは、電車内の冷房強・弱の選挙に投票できるという。

一方、JRは遅延証明に「季節迷子」を新設。ホームの電子掲示板には「本日、風は秋を探しに出掛けたため遅れが発生」と流れ、乗客は「そういうのは好き」と妙に納得していた。

最後に気象庁は、「台風の進路はAIに相談中だが、AIが『それは私の管轄外』と返してきた」と明かし、会見は打ち水で散会。担当者は「明日こそ“秋・導入”を押します。二段階認証にしました」と語った。