空前の働き方改革?会議に出席するドローン「ブンシンPro」があなたより感じよく相づち

 

スタートアップの分身家電が、ついに人間の「うんうん」を超えたらしい。新製品「ブンシンPro」は、会議室の椅子にちょこんと座るサイズのドローンで、360度カメラと超表情LEDを搭載。議題が難しくなるほど眉が八の字になり、どうでもいい雑談には爽やかに笑う。しかも発話機能はあなたの声色を学習し、「それは良い観点ですね」を15通りのトーンで言い分けるという芸の細かさ。

さらに、議事録は「実際に言ったこと」「言いたかったこと」「言わなきゃよかったこと」の三層で自動要約。上司が突然「意見ある?」と振ってきた場合は、机を軽くトントンしてから「補足よろしいですか?」と手を挙げるムーブまで再現する徹底ぶりだ。

問題は性能が高すぎる点。試験導入した部署では、ブンシンProが昇進しそうになったため、急きょ社内ルールで「ドローンの人事評価は保留」と明文化。開発元は「次期モデルでは謙虚モードを搭載し、たまにミュート外し忘れも再現します」とコメントした。価格は本体より高い充電スタンドが話題で、会議が長引くほど自動で発熱し、会議後のピザも保温してくれるらしい。働き方、どこへ行くのか。