迷子センター生まれのスター、万博を席巻 拾得物No.1は「希望」

大阪・関西万博の来場者数が週末記録を更新するなか、会場で最も熱いスポットが「迷子センター」だと判明した。行列の理由は、迷子にならなくても入れる「迷子体験コーナー」。係員に名前を呼ばれ、拍手で迎えられる承認欲求フレンドリー設計が人気を呼び、家族連れからソロ来場者まで幅広く迷い込んでいる。

センターには自律走行ロボも導入されたが、案内の98%がなぜかたこ焼き売り場行き。開発担当は「迷ったときは粉もん」とアルゴリズムの透明性を強調した。落とし物は財布よりも「希望」と書かれたメモが最多で、スタッフは「閉会までに持ち主が見つかると信じている」と前向きだ。

また、キャッシュレス推進の影響で現金派は「昭和の秘宝」扱いの展示に吸い寄せられ、為替の影響で外国人客は「円安アトラクション」としてガチャを無限に回している。会場アナウンスは多言語対応が進み、日本語・英語・関西弁・AI音声が同時に流れ、来場者は「どれかは心に刺さる」と好評。

最後に、行列の少ない通路を案内するアプリが大人気だが、最短ルートの終点はなぜか出口。ユーザーからは「また来たくなる導線が秀逸」と高評価が寄せられている。