通天閣がしゃべった日——大阪全域に“ツッコミ注意報”
大阪市浪速区で今朝、通天閣が「おはよう、わて今日も立ってるで」と発声したとの通報が相次ぎ、市は急きょ「ツッコミ注意報」を発令した。市危機管理室は「無用なツッコミの多発で喉を痛める恐れがある」として、水分補給とアメちゃんの携行を呼びかけている。
現場では観光客が「タワーが喋るかい!」と一斉に返したため、音圧でハトが円陣を組む事案も発生。近隣の串カツ店は「二度漬け禁止やけど二度見は大歓迎」と臨時張り紙で対応した。道頓堀ではグリコの看板が「走ってへんのに息切れするわ」とぼやいたという証言も。
一方、堺方面を走る阪堺電車は、車内アナウンスを関西弁の“ボケ寄せ”に切り替え、「次は住吉鳥居前、鳥居やのに改札ないで」と先制ボケを実施。これにより乗客のツッコミ需要が分散し、御堂筋線の混雑緩和に寄与したとのこと。
市は対策として「ツッコミ休暇(年3日)」の導入を検討中。担当課長は「黙ってられへん気質も文化。無理に我慢せず、のどが喜ぶ社会へ」と語り、最後に自ら「誰がのど担当や!」と締めた。なお、通天閣は夕方には無言に戻り、「喋ったのは風」と公式発表。市民は「風、芸達者やな」と頷いた。
