難波に誕生「ツッコミ専用レーン」 歩行者の口が渋滞緩和へ貢献

 

大阪・難波の商店街で本日、全国初となる「ツッコミ専用レーン」が試験導入された。レーン上では、目の前の看板や呼び込みに対し秒速でツッコむことが推奨され、発声と同時に前進するのがルール。道行く人の口数と歩みを連動させ、渋滞解消を狙うという強気の施策だ。

商店街振興組合理事長は「立ち止まって『なんでやねん』言うてる間に列がのびる。なら動きながら言うてもろたらええ」と胸を張る。足元には「歩きツッコミは前方確認」「ボケは右側通行」などの注意書き。ボケ担当は右端で自由演技が許され、突発的に巨大タコ焼き帽を被る者まで現れた。

初日の午前、レーン入口では年配の女性が「孫より足取り軽なったわ」と笑い、若者は「ツッコミ数に応じてポイント貯まるアプリ出して」と早くも経済効果を提案。店主らは「『安すぎるやろ』の一声で値札が光る仕掛け」も設置し、音声連動型セールを敢行した。

一方、御堂筋方面から来た観光客は「これは口のエスカレーター」と表現。市は安全面に配慮し、ボケ暴走時の緊急停止ワードとして「ええ加減にせぇ!」を設定。発せられると全員が一斉に小休止し、ミックスジュースを飲む時間が与えられる。

試験期間は来月まで。市担当者は「次は自転車用『チャリで来たレーン』も検討中」と語る。大阪は今日も、笑いと交通整理の両立に挑む。