地球会議、ズーム落ちで歴史的合意へ「カメラオフで世界は救える」

各国首脳が集う世界会議は、回線不安定により全員の顔がフリーズしたまま進行、それがかえって史上最速の合意成立につながったとして話題だ。議長の「聞こえますか?」に対し、各国代表の親指だけが次々と画面に現れ、通訳は「親指多数、可決」と堂々宣言。文書はAIが自動生成したが、表題が「とりあえずやるやつ(仮)」のまま配布され、逆に誠実だと評価された。

気候変動については「エアコンを20度から20度にする大胆な維持策」で一致。反対意見はミュートのため記録されず、議事録は史上空前の静けさを誇った。経済セッションでは、暗号資産の価格を「とりあえず木曜の気分」で決める試行が採択され、市場は安心して不安になっている。

宇宙開発では、民間企業が月面にカフェを開業する計画を発表。重力1/6でもラテの泡は3倍という謎理論が支持を集め、予約は秒速で完売した。テーブルチャージは流れ星。

最後に記者から「具体的成果は?」と問われると、議長は回線が切れ、会場は大喝采。世界は今日も平和に再接続中である。これは完全にフィクションです。