自走式スマート布団「FUTON GO」、ユーザーを物理的に未来へ運ぶ(玄関まで)

朝、布団から出られない文明人のために、国産スタートアップが自走式スマート布団「FUTON GO」を発表した。温度・湿度・言い訳を感知し、ユーザーが「あと5分」とつぶやくと布団ごと立ち上がり、最短ルートで玄関へ向かう。途中の障害物は機械学習で避けるが、猫は例外として丁寧にモフる仕様だ。

最新モデルは家の階段を安全に降りるため、段差でため息をつくと速度を落とす“ため息ブレーキ”を搭載。さらに、スマホのカレンダーと連携し、重要会議の日は玄関で靴べらを差し出し、在宅勤務の日は静かに反転してキッチンへ搬送する。コーヒー機能はないが、希望者には「起きて偉い」ボイスを3種類から選べる。

セキュリティ面では、勝手に二度寝すると布団が購入者に代わって上司へ「VPNが布団に巻き付いて…」という高度な言い訳メールを自動送信。ただし設定を誤ると、恋人にも同じ文面が送られるバグが報告されている。

開発者は「人は誰でも起きられる。ただし布団が強い」とコメント。初回限定版には、出社拒否モード(玄関で土下座)も付属するという。価格は未定、予約はすでに枕元から可能だ。