政府、物価に勝つため「気合ポイント」創設へ 全国の冷蔵庫が緊急招集
政府はきょう、物価高や円安に立ち向かう新たな経済対策として「気合ポイント」の導入を発表した。買い物の際、レジ前で3秒間ぐっと眉間にしわを寄せると加算され、貯まると玉ねぎ1個の価格を気持ちの上で据え置く。実質値上げかどうかは各家庭の精神力に委ねられるという画期的措置だ。
対象は全国の冷蔵庫で、ドア開閉のたびに「そんなに確認しても値段は変わりません」とやさしく通知。通知音は地域によって方言対応し、東北では「まあ落ち着け」、関西では「見たって減らへんで」と励ます。
併せて、電車の遅延証明に新様式が導入され、「家計の気持ち的遅延」も証明可能に。会社に提出すると、一斉にうなずかれる効果があるが、給料日は遅れない。
マイナンバー関連では、請求書に季語を入れる「インボイス短歌」実証実験が開始。「秋深し 支払い期日 さらに深し」との秀作が早くも話題だ。経産省は「税の透明性がぐっと情緒的になった」と胸を張る。
専門家は「気合の持続可能性が課題」と指摘。政府は次の対策として、ため息をためて電力に変える「サステナブル溜息」も検討している。なお、ため息の買い取り価格は気分次第で変動する見込みだ。
