各国首脳、会議より昼寝が大事と合意「パワーナップ協定」調印へ

 

世界各地の要人が集まった謎のサミットは、気候・AI・経済の複合議題を一気に解決する案として「まず寝よう」で一致した。正式名称はパワーナップ協定、略してPNP。発案国の代表は「寝てる間は二酸化炭素も発言も減る」と胸を張った。

協定は、午後2時から20分の仮眠を各国公務に義務化し、会見の長さはあくび3回以内に制限。緊急時は枕カバーを赤に替えることで非常事態を宣言できる。反対派は「国民は働き、政府は寝るのか」と猛反発したが、与党は「国民も寝ていい」と譲歩案を提示し、支持率が横になった。

なお、サミットの声明文は、会場のWi‑Fiが眠っていたため、伝書ドローン(鳩型)で配布。途中でパンくずに気を取られ一部紛失したが、結果的に短く読みやすくなったと高評価だ。

最後に参加者全員が「おやすみ」の一言で記念撮影。目を閉じて写ってしまったため、後日AIがまぶたを開く修正を施したところ、外交関係まで目が覚めたという。