会議に出るスマートマグ「カイギョウ」発売—温度も空気も読めるらしい

 

家電ベンチャー湯呑AIは、飲み物の温度だけでなく場の空気まで保温するというスマートマグ「カイギョウ」を発表した。内蔵マイクが会話を解析し、適切なうなずき音「ふむ」をスピーカーから再生。リモート会議では自動で「それ、いいですね」を3段階の熱量で差し込む。最上位設定の“沸騰”は議論をかき回すため注意が必要だ。

本体底面の姿勢センサーは、机の端に置かれた緊張感を検知し「一旦落ち着きましょう」と湯気で合図。さらに液面AIが上司の冗談に波紋で笑い、重要ワードが出ると表面張力がピンと立つ。会議メモは茶渋OCRで自動化され、議事録はほうじ茶色のPDFで共有される。

「忙しい社会人の時間を抽出したかった」と広報。価格は税別3万9800円、カフェインレス課金は月額300円。なお、冷めた空気には効果が薄く、氷のような沈黙にはホットミルク対応の上位モデルが推奨されるという。予約は本日から、納期は「ぬるめで」。